マトリクス / 業種 / 労働組合
組合の会計は、大会で決めた予算に対して実績を報告し、闘争資金などを一般会計と分けて持つことがよくあります。市販の会計ソフトで足りるかは「予算と実績の対比」と「会計を分ける手段(部門)」がどのグレードで使えるかで決まります。
○=その会社の公式ページに案内がある/—=この日に見た公式ページでは案内を見つけられなかった(「無い」という意味ではありません)。
| 労働組合に要るもの | freee会計 | マネーフォワード クラウド会計 | 弥生会計 |
| 予算と実績の対比 | ○公式の案内 | — | ○公式の案内 |
| 会計を分ける手段(部門) | ○公式の案内 | ○公式の案内 | ○公式の案内 |
部門で一般会計と特別会計を分けるのは使い方の工夫で、3社が組合向けに案内しているものではありません。
公式ページに書かれていること
- freee会計(予算と実績の対比):予算設定(経営プランニング)で予算と実績を対比できます。対象は法人のアドバンス・エンタープライズ(旧プロフェッショナル・エンタープライズ)。個人は対象なし。
出典:freee ヘルプ「freeeで予実管理する」(確認日 2026-10-11) - 弥生会計(予算と実績の対比):予算実績対比表があります。弥生会計 26 のプロフェッショナル・ネットワークが対象で、スタンダードは対象外。
出典:弥生会計 26 機能一覧・比較(確認日 2026-10-11) - freee会計(会計を分ける手段(部門)):取引に部門タグを付けて部門別会計ができます。対象は法人のスターター以上(個人はプレミアム)。階層の深さはプランで違います。
出典:freee ヘルプ「freee会計で部門別会計を行う」(確認日 2026-10-11) - マネーフォワード クラウド会計(会計を分ける手段(部門)):仕訳に部門を付けると、残高試算表を部門ごとに確認できます。子部門は無償利用・ひとり法人プラン・スモールビジネスプランでは設定できません。
出典:マネーフォワード クラウド会計サポート「部門」の設定方法(確認日 2026-10-11) - 弥生会計(会計を分ける手段(部門)):部門設定は弥生会計 26 のプロフェッショナル・ネットワークが対象で、スタンダードは対象外。
出典:弥生会計 26 機能一覧・比較(確認日 2026-10-11)
組合専用の会計ソフトという選択肢
勘定奉行の OBC は「パワフル会計[労組]」を労働組合・協同組合向けに出しています。特別会計を含む複数の会計を1つのシステムで持てる(987会計まで)こと、全8階層の科目、予算・実績・残高を Excel の決算報告書へ自動で入れられることを案内しています。freee・マネーフォワード・弥生との連携の記載はありません(連動先は給与奉行と固定資産奉行)。
出典:OBC パワフル会計[労組](確認日 2026-10-11)
収支計算書の提出(年間の収入が8,000万円を超える公益法人等)
収益事業をしていない公益法人等は、年間の収入金額の合計が8,000万円を超えると、事業年度の終了から4か月以内に損益計算書か収支計算書を所轄の税務署長へ出します。国税庁が示す収支計算書の科目には「組合費収入」があり、事業収入は事業の種類ごとに分ける必要があります。自分の組合が対象になるかは、所轄の税務署で確かめてください。
出典:国税庁 C1-65 公益法人等の損益計算書等の提出(確認日 2026-10-11)